言わずと知れた港町である横浜。
その横浜開港の歴史を教えてくれるだけじゃなく、大量の輸出入通関に紛れ込んでくる社会的悪物品・手口までも紹介してくれる場所。 神奈川県横浜市中区にある横浜税関資料展示室へ行ってきた備忘録です。
赤レンガ倉庫からも近く無料で学べる
赤レンガ倉庫からも比較的近く、海岸通り沿いで建物も目立つ.。 入場無料というのぼり旗も出ており、偶然に立ち寄ったと思われる家族連れなどの姿も多く見受けられた。
早速へ内部へ。 まず初めに横浜開港・横浜税関の歴史&様子を教えてくれる。
他には歴代の税関長紹介だったり、横浜港開港から現在までの変遷をイラスト・図も踏まえての紹介
横浜税関が摘発した密輸の手口を再現
コンテナの壁を加工して、ぎっしり詰まれている約250kgの覚せい剤
コンテナそのものに隠すという大胆な手口。 2021年度にも同様のケースで摘発が相次いでいるという記事が見た事ある。
2021年度のニュースで、横浜税関では違法薬物の押収量が初の1トンを超えたらしく、これは全国の6割を占める数字らしい。
社会悪が集められたコーナー
右側だけじゃなく、左側と足元にも大麻、麻薬、MDMA等、向精神薬そして銃などが展示されてる。
正直 銃はともかく他の違法薬物の違いがわからないけども… こんなに種類があるのかと再認識
足元を見ると、てんこ盛りの覚せい剤(模造品)。 まるで気が付かないながら薬物は身近にあるよというメッセージにも感じた。
あらためて巧妙に隠し持ち込まれる違法薬物。 本当にいたちごっこだと思うけど、水際で防がないといけないことだ。
最近では国際郵便で違法薬物を取り寄せ、SNS等で販売するケースが多いらしい。
その背景にはコロナ禍で旅客を装い持ち込むのが難しくなったのも原因らしく、そもそも日本が違法薬物を高価で買い取る消費国とされてるのも増加してる原因だとか
偽物もあかんよ!知的財産権
『買ってはいけない』を強く訴えてくるけど、何となくエヴァンゲリオンの『逃げちゃ駄目だ』を思い出した。
どちらが偽物のiPhoneカバーでしょうか?
iPhoneユーザーでは無い自分は右側が本物だと思った。
いかにも右側の方が本物のように感じたけど… 正解は左側だった。
これはちゃんとユーザーもちゃんと商品知識がないと防げない。
何が違うのかは、真似されてしまうという理由で見分け方は伏せられてます。
本物と偽物を並べてじっくり見比べると、初めて何となく違和感を感じる取る事が出来るけども、これをフリマサイトみたいな所で購入するのは、改めて高リスクだと感じた。
もっとも違法とわかっていて個人消費利用で購入する人が多く、販売・転売なり有料レンタルしない限り「商標法違反」にならないのも問題だと思うけど、知らないで本物だと思って購入してしまう人もいるだろうから難しい…
にしても色々と考えさせてくれる横浜税関資料展示室。
ここが無料で見学出来て、税関の仕事内容も垣間見える場所でした。