神奈川県川崎市多摩区にある明治大学平和教育登戸研究所資料館。
今は明治大学生田キャンパスとなっているけども、かつては旧日本陸軍の秘密戦兵器を研究開発していた機関があった場所。 この研究所では風船爆弾・偽札・毒物・化学兵器などの兵器などを研究開発。
現在は保存されている研究棟内部や当時の活動などの資料などを無料で見学できる資料館になっています。
このブログは歴史解説なども無く、ただ訪問してきたという誰のためにもならない個人的な備忘録となります。

生田駅から登坂が多目のルートで徒歩10分ほどで到着。
明治大学平和教育登戸研究所資料館は明治大学 生田キャンパス内にあるので躊躇ってしまうが、正式なルートなので大丈夫。 画像左側の建物が目的地で、出入り口は反対側にあたる。

大学敷地内のすぐに旧陸軍登戸研究所関連史跡の半地下式倉庫跡を確認。 フェンス内の見学希望者は受付で声を掛ければ見れるという情報もあったけど、コミュ障が発動して出来なかった…

大学敷地内だからかオープンテラス付の食堂のようにも見えてしまう登戸研究所資料。

2010年に開館したという明治大学平和教育登戸研究所資料館。まずは受付で声を掛けさせていただき内部へ。 見学料などは不要なのはありがたい。

展示室は部屋で数ブロックに分かれているので、ゆったりと展示物と向き合い見学できる。

旧日本陸軍によって開設された登戸研究所。 秘密戦の中核を担っていたため重要視されていた。

約1.000人ほどが従事。

徹底した秘密厳守で家族などにも内容を漏らすことはもちろん、同じ研究所で働く人に仕事内容を話すことすら禁止。
ただ給与は良くて、戦争終盤までは平穏そのものという証言もあった。

爆弾を積んだ気球「風船爆弾」の研究開発も行われていた。 画像は10分の1サイズの模型
かつて地図から消されていた大久野島。 現在でこそ「うさぎの島」と有名だけども、かつては禁止されていた毒ガスの製造していた島とも有名。

全国各地で多くの女学生が蒟蒻糊と和紙で風船作りに動員されたとも知った時は驚きだった。

高度1万メートルまであげて偏西風にのせる。 そして無人でアメリカ本土まで風船爆弾が飛んでいくという兵器。

無人機とはいえ高度計や電熱線でバラスト嚢を放つなど自動的に高度を維持するようになっていた。

いわゆるスパイ活動として開発された物も多いが、アニメや映画などで見るスパイ活動と異なり生々しい。

一般的な戦争資料館では見ることが少ない偽札に関することも多く解説してくれている。 偽札の目的は敵国の経済を混乱させ、戦争遂行能力を低下させるため。

現地での物資調達のために大量の偽札が使用されたらしい。

展示内容が内容なのでポップな感じの案内があると、ちょっとホッとする。

他にも偽パスポートや偽ドル、そして偽インドルピーなどの製造もしていたいうから驚き。 本当に初めて知ることばかり。

資料館そのものが明治大学生田キャンパス内に現存するもっとも古い建物らしいので、建物も見所ですね。

頭の良い人達が愚かな戦争を拡大していく一方で、平穏を望んでいる一般人が犠牲に。
今回、ざっくりと見学しようかと思ったけども、本当に見所が多くて1時間ぐらい滞在してました。 自分と同じタイミングで訪問していた方々も熱心に資料を見ているのが印象的でした。
月・火・日曜日以外にも明治大学の夏季・冬季休業期間、そして試験期間などでも休館となるので、訪問するならば公式HPなどを確認するのがおすすめ。

