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沖縄 ひめゆり学徒隊も配属された沖縄陸軍病院南風原壕群

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沖縄県島尻郡南風原町に残る戦争遺跡・沖縄陸軍病院 南風原壕群20号
 こちらにある複数の沖縄南風原陸軍病院壕は大規模。あの有名な「ひめゆり学徒隊」も危険で劣悪の環境下で看護動員していたそうだ。
 こちらの沖縄陸軍病院 南風原壕群20号ではガイド付ならば入壕が可能ということで訪れてきたという、このブログは歴史解説などもなく、ただ訪問してきたというブログになります。

南風原町立南風原文化センターから公園南側の駐車場まで車で2分ほど移動。 そこからは徒歩で移動して到着した沖縄陸軍病院 南風原壕群20号

受付にて見学料の支払いを済ませるとヘルメットと懐中電灯を借りることが出来ます。 基本事前予約が必要です

今回は他の方も見学されるというので待機。 

 その間に爆弾の破片など実際に触れることが出来たけど、これが想像を超える重さ。 こんな小さな破片でも当たれば…と考えるとゾッとする。

他の見学者の方と合流し、ガイドの方から周辺の案内をしていただく。 大切なことといえど暗くなってしまう内容だけども、近くの公園からは子供たちの明るい声が聞こえてくるのが救い。

陸軍病院の仮埋葬地。 当初は丁寧に埋葬していたけども、戦闘が激化していくと砲弾で出来た穴に遺体を投げ入れるだけになったと説明してもらった。 

今回のガイドさん曰く過去の見学者の中には霊感が強い人がおり、ここを見るなり悲鳴をあげたそうだ。  自分はそうゆう話もするんだと違う意味も含め2度驚いた。

いよいよ沖縄陸軍病院 南風原壕群20号の内部見学。
 入口には壕内撮影禁止とあるけども、自分は受付にて壕内の撮影をダメもとで伺うと許可をいただけた。

入壕すると壕を掘るさいにつかったツルハシと壕出口付近で地中に埋められていたという医薬品類も展示。アンプルなどには未だに液体が確認できる。


 南部撤退時に持ちきれない分を埋め隠したという。 医薬品が不足している中でも置いていくと決断は、想像が出来ないほど追い詰められた状況だったのだろうな…

2重扉になっているのは壕内を風化させず後世に残すため。 なので壕内では残置物はもちろんのこと壁や天井などに触れることは禁止。  南風原は砂岩と泥岩が多く、掘りやすい一方で崩れやすいらしい。

真っ暗な壕内。 貫通壕ながら出入口が閉じられているからか本当に息苦しい。 天井や壁の一部が黒いのは南部に撤退命令が出されたのちに、米軍による火炎放射器の跡と教えていただく。

 しかし約80年という時間の経過により地肌も見えてきてしまっている。

 途中で通路が曲がっている全長約70mほどの病院壕。 縦横約1.8mの中に2段ベッドが設置されていたらしく、焼け残った抗木(柱)も90㎝感覚という規格であった。  

見学という僅かな時間だけなのに壕内にいるのは息苦しく、精神的にも辛く感じる。

他にも壕内には他の壕と通じる十字路や女子生徒たちの休憩所なども案内していただく。 壕内の一部通路は崩落してしまっていた。 中でも印象に残っているのは朝鮮人兵士が天井に書いた文字。 ※ライトを文字に当てるのも禁止。

10・10空襲の前の1944年9月より掘られはじめた沖縄陸軍病院南風原壕群。

躊躇してしまう気持ちもわかるけども、沖縄本島に訪問する機会があれば是非とも貴重な生き証人でもある壕を訪れてほしい。

現在唯一内部が公開されている沖縄陸軍病院 南風原壕群20号。 周辺には約40か所ほどあったというが、そのほとんどが崩落などにより内部は見れない。 戦争の記憶を伝えていくことも大事だけども、多くの人が来ると風化・劣化が早まるとバランスが難しい。

場所は変わり有名なひめゆりの塔
 日本人だけじゃなく、多くの外国人観光客の姿も見受けられた。

ガマにも攻撃があり、ひめゆり学徒隊にも死傷者が出た沖縄陸軍病院第三外科壕。

ひめゆり平和祈念資料館
 見学の中でも印象に残っているのが、ひめゆりの女学生一人は動員されたさいに、すぐに戦闘は終わるだろうと宿題を持って行動していたというのが本当に色々と考えさせられた。 

多くの人が訪れるひめゆり平和祈念資料館の近くには献花販売店があるので購入。 その花をもって少し移動。

梯梧之塔
多くの人が献花していくひめゆりの塔から徒歩3分ぐらいで来れるのに誰もいなかった…。私立昭和高等女学校の生徒は学業半ばにして、約1月間という超短期の看護教育で現場動員という「ひめゆり学徒隊」と同じ。 沖縄県HPによると沖縄戦時には21の中等学校の生徒たちが動員されたとある。

 戦争と平和について考える。